20071124〜26

花の旅topへ

後編

また高速船に乗って次は竹富島へ向かう。

   


怒濤の疾走 船室の窓の外


   


ほら、海の色が変わった  竹富島が近づく(右の平べったい島)


竹富島


また水牛車ですよ〜 やっぱり雨の中


 


国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている集落の風景
雨の中、ビニール越しなのではっきり見えませんね。。
赤がわらの屋根にはシーサー
家の周りは珊瑚でできた石垣が積まれている。道は狭い。ここを水牛は車を引く。曲がり角もぶつからないように器用に曲がる。コースだって覚えているらしい。


 

後ろに続く車の牛                      やっぱりここでも三線(さんしん)をひきながら「花」を歌う

人口わずか350人、うち小中学生が33人というからけっこう若い層がいるということね。


町歩き

水牛車から降りて1時間のフリータイム。幸い雨も小降りになったので集落の中を歩いてみた。

むこうから水牛車がやってくる



 


竹富郵便局 味のある字ですこと  ここのシーサーはこんな顔

  

珊瑚の石垣は防風のため作られているが不思議と崩れないと言う。台風の通り道の島なのに。
これにはわけがある。さんご自体に隙間があったり石組みの間の隙間が風を通すというのだ。韓国の済州島でも石を積み上げて防風としていたが、やはり隙間があってむこうが見えるほどのすけすけの石垣があった。同じ考え、経験から得た生活の知恵というべきなのだろうか。石垣はかなり厚みがある。

参考

2004年6月韓国済州島にて すけすけの石垣

石垣を飾る植物

 


花通り



 



 
                            ブーゲンビリア

 

コダチヤハズカズラ                          ここにもルエリア(ヤナギバルイラソウ)


 

珊瑚の石垣、白い砂にハイビスカスがよく似合う


星砂の浜(カイジ浜)


 


波打ち際で手のひらを押しつけて・・・さあこの中にあるかな?ないみたいですね。。
見つけられたら幸せになれるのですって。



拡大鏡のお世話になりたいほどの小さいもの。これは見本で置いてあった。虫眼鏡を通して見る。
やっと見えた。たしかに星♪

石垣島へ

 

わずか6kmしか離れていないのに、また船はぶっ飛ばす。10分で石垣島へ到着。


11月26日 曇り 最終日。帰りの飛行機は夕方なのでほぼ1日時間はある。

石垣市街

朝のうち、地図を片手に街歩き。お勧めコースは事前にネットで調べていた。

まずは宿泊したホテルから。ホテルミヤヒラ。

  

南の島のクリスマスツリー
もみではなくヤシの葉,ランの花、貝殻、そしてみんさー織り

11/26 8:40am カウント89820 ホテルの無料インターネット


街へ出た。


   

                サンダンカ 街路樹にも多い  ハマユウ          これはきれい!アサガオ

 
 ヤマブキソウみたい?                  あちこちで見た気になる植物。名前は?葉はヤツデみたいに大きい

                                 サンゴアブラギリ(トウダイグサ科)と判明
                                         ちび姉さんに教えていただきました。ありがとう〜12月15日


   
             モミジバヒルガオ       ルエリア
 

                 

   
雑草も気になる       アキノノゲシ          月桃(ゲットウ)葉は良い香り これを使ったお菓子もある 右は実


 ←ガジュマルの木 石垣市役所


 

巨大ガジュマル   家もブロック塀も負けそう・・・民家  この右横に小屋があった


 

宮良殿内というお屋敷↑↓
琉球国の頭職(八重山最高の役職)の住宅 文政2年(1819)築

 
                                            庭石も珊瑚
                                   

 

民家の珊瑚の石垣   かなり厚く積んである ムラサキオオツユクサ(神戸ではかろうじて冬を越す)



落ち着いたたたずまい


  

臨済宗桃林寺                        本土では室内用の観葉植物がここでは地植えにしてある


 
歩道のタイル絵

石垣市魚 ハマフエフキ                  市蝶  オオゴマダラ


島内ツアー


八重山民俗園


伝統的な古い様式の家を移築し、生活用品、農具、漁具など見ることが出来る。


 

大正12年築 牧志邸



 

アイロン どこかで見たことがある             台所



この人園内のガイドさん なんとかいう3本の木琴のような楽器でお囃子
美しく、話もお上手で大変魅力的なかた


 

ここにもあった。大きな葉が特徴的。なんだろう?    デイゴの木(沖縄県花) 3月〜6月に赤い花が咲く
サンゴアブラギリと判明


リスザルくん
これも花日記に書いたのでコピーしておきます。

                           
 
                          人慣れしすぎのリスザル

八重山民俗園では古くからのこの地方の人びとの暮らしがわかる建物や道具など見ることができます。どういうわけかここにはリスザルが飼われていて、かわいいのだけれど人慣れしていて私のバッグを勝手に開けて手を入れてきます。
「ちょっと、ちょっと、アンタ、何もないよ」と言ったらティッシュをつかんでポイと投げて逃げて行きました。












海辺にある石垣焼窯元を訪ねた。海のあのエメラルド色を出すのが特色らしい。○が一つ多すぎて、見るだけだった。


いただいたパンフレット
こんな焼きものですということで・・・

そばの名蔵湾


 

グンバイヒルガオ (ヒルガオ科サツマイモ属)    ハマアズキ(屋久島以南、亜熱帯の海岸に見られる)


川平湾(かびらわん)日本百景のひとつ
本日のハイライト。とても楽しみにしていた美しい海。お天気が悪くてもこの青さ!船はグラスボート

 


 


 


グラスボートに乗ると珊瑚礁を見に連れて行ってくれる。船の中央底がガラス張りになっている。初体験。
写真にはうまく写らない。残念。


 


 

            ほら!熱帯魚



ざわわ ざわわのサトウキビ畑


この写真は何を写したかというと、運転手さんの帽子の上、の建物?
なんとこれはお墓なのだ。大きくてコンクリートでさながら小屋のよう。(@@)この地方では先祖をあつく敬い、お墓の建立に大金を投じるという。お墓を立てて一人前とか。もっとよい写真が撮れなくて残念だった。この両側にたくさんあった。私が興味をもってカメラで追っていると夫は怪訝な顔をする。いえいえ心配ご無用(私の病気故?)。お墓ひとつの習俗にも、その土地の人びとの信仰、風習、価値観など民俗学的な関心を抱いて私が見つめるのは昔からなのだ。学生時代,和歌森太郎先生にあこがれていたものね。




そして夕刻、珊瑚礁を見ながら石垣島をあとにした。




付録 特別編 「八重山地方のチョウ」