佐野由美 スケッチ展
                          ネパールに散った若き芸術家    2005年2月12日

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 ネパールで不慮の事故で亡くなった若き美術作家佐野由美さんの作品展がアジア交流プラザのあるシューズプラザの1階で開かれていました。
NGOから美術の教師としてネパールに派遣された彼女は、任期を終え帰国する1週間前にカトマンズで交通事故に遭って亡くなってしまったといいます。1999年のことです。わずか23歳の生涯でした。
生まれ育った下町、長田の人々の日常を親しみをこめ的確なタッチで表現した絵や、避難所で暮らした震災の記録もありました。
 ネパール語を覚えるために得意の絵にデバナガリ文字を書き添えてあり、ネパールの社会に溶け込むために言葉を覚えることに一生懸命だった様子がひしひしと伝わってきました。ほんとうに残念でなりません。
ご冥福をお祈りします。

ネパール語を覚えるために描いた絵(佐野由美さん作)

○ドキュメンタリー映画
    『With・・・若き女性美術作家の生涯』製作毎日放送
○作品集出版・・・この秋刊行されるそうです。

機会があればどうぞご覧くださいね。